米ロス近郊の銃乱射、容疑者宅から銃弾数百発 現場のダンス施設に以前通ったか

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銃乱射事件が発生したダンススタジオ前に立つ警察官ら=22日、米ロサンゼルス近郊モントレーパーク/Jae C. Hong/AP

銃乱射事件が発生したダンススタジオ前に立つ警察官ら=22日、米ロサンゼルス近郊モントレーパーク/Jae C. Hong/AP

(CNN) 21日夜に米ロサンゼルス近郊モントレーパークのダンススタジオで発生した銃乱射事件で、捜査当局は死亡した容疑者の自宅を捜索し、ライフル銃1丁と銃弾数百発、手製のサプレッサーを製造していたとみられる物品などを発見した。ロサンゼルス郡の保安官が23日、明らかにした。

警察は銃撃現場で42個の薬きょうと大容量の弾倉を回収。容疑者が乗っていた白いバンからは拳銃1丁も見つかった。

だが、当局は容疑者の動機の手がかりをほとんどつかめていない。

フー・キャン・トラン容疑者(72)は中国からの移民で、ダンスに興味があり、短気な性格だったとされる。保安官によれば、犯罪歴は1990年の銃器の不法所持による逮捕などに限られている。

事件では11人が死亡し、9人が負傷した。犠牲者は男性5人、女性6人で全員が50歳以上。うち3人は70代だった。

保安官は23日の記者会見で事件の詳細を説明した。トラン容疑者は最初にダンススタジオ前の車内にいた人少なくとも1人を撃ち、その後スタジオに入って大勢の人々に発砲したとみられる。全部で42発を撃った。

モントレーパーク警察によれば、警察は現場に3、4分で到着した。

武装した容疑者は現場を離れた後に近隣のアルハンブラのダンススタジオに向かったが、そこで市民の男性と取っ組み合いになり武器を奪われた。そこから逃走した後、翌日に約50キロ離れたトーランスで白いバンに乗っているところを警察に見つかり、最後は自らを銃で撃って死亡した。

襲撃に使用したのは9ミリの半自動式銃「MAC―10」で大容量の弾倉が装着されていた。警察はこの銃から容疑者を特定した。

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