米ロス近郊の銃乱射、容疑者宅から銃弾数百発 現場のダンス施設に以前通ったか
容疑者はダンススタジオの常連だったと情報筋
当局はトラン容疑者が犯行に至った経緯の調査を進めている。
ヘメット警察によると、保安官事務所はモントレーパークの東約130キロ、ヘメットウェストにある容疑者の自宅の捜索令状を取った。
同警察によれば、トラン容疑者は今月7日と9日に同署を訪れ、家族に絡んだ詐欺、窃盗、毒物混入が10~20年前にロサンゼルス地域であったと訴えた。裏付けとなる書類を持って再訪すると告げたが、その後は姿を見せなかったという。
トラン容疑者を知る3人の人物によると、容疑者は銃撃現場となったダンススタジオで以前、私的なレッスンをしていた。近年どの程度頻繁に訪れていたかは不明。
容疑者の元妻は、容疑者とこのダンススタジオで出会い、その後間もなく結婚したと語った。容疑者は当時、トラック運転手の仕事をしたこともあり、短気な性格だったという。元妻に暴力を振るったことはなかったが、元妻がステップダンスでミスをすると、容疑者は自分の見栄えが悪くなるため取り乱すことがあったという。
ロサンゼルスの裁判所の記録によると、トラン容疑者は2005年に離婚を申し立て、翌年に裁判所に認められた。
トラン容疑者と00年代後半~10年代前半に親しかったという知人の男性は、容疑者が当時住んでいた近隣のサンガブリエルから毎晩のようにスタジオに来ていたと話す。
この男性によると、容疑者は当時、ダンススタジオのインストラクター陣から嫌われ、悪口を言われていると口にし、多くの人に敵対心を抱いていた。怒りっぽく不平をこぼし、人を信用していない様子だったという。
男性は容疑者と数年会っておらず、事件を知り衝撃を受けたと語った。