ウクライナ東部で英国人ボランティア2人が死亡、遺族が発表
(CNN) ウクライナ東部ドネツク州の激戦地ソレダルで人道支援活動中に行方不明になっていた英国人ボランティア2人は、死亡したことが分かった。
2人はクリス・パリーさんとアンドリュー・バグショーさん。パリーさんの遺族が24日に英外務省を通し、2人は活動中に死亡したとする声明を発表した。バグショーさんはニュージーランドとの二重国籍を持っていた。
声明によると、2人はソレダルから避難する住民らを支援していた。
遺族は、パリーさんの「無私の決意」を誇りに思うと述べた。パリーさんはロシアによるウクライナ侵攻が始まって間もない昨年3月からウクライナに入り、400人以上の命と、置き去りにされた多くの動物を救ったという。
CNNの調べによると、2人が敵対行為に参加した形跡はない。
ウクライナ警察は今月9日、2人が同州クラマトルスクからソレダルへ向かう途中で消息を絶ったため、行方を捜していると発表していた。