侵攻から1年のウクライナ、攻撃の可能性に備え 在宅勤務やオンライン授業で

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ウクライナ首都の広場に設置された対戦車用障害物の前を通り過ぎる人々=2月2日撮影/Roman Pilipey/Getty Images

ウクライナ首都の広場に設置された対戦車用障害物の前を通り過ぎる人々=2月2日撮影/Roman Pilipey/Getty Images

(CNN) ロシアによる侵攻が始まって24日で1年を迎えるウクライナでは、攻撃に備えて全土で安全対策が取られている。官公庁や企業などでは在宅勤務が推奨され、学校はオンライン授業に移行。また、攻撃による被害を最小限に抑えるために警備のパトロールが強化されている。

シュカレト教育相は21日に出した声明で、「予防措置として」全ての学校に授業をオンラインで行うよう勧告したと述べた。

首都キーウ(キエフ)では全教育施設向けに特別安全手順が作成された。軍政当局によると、同市とキーウ地域の児童らは22〜24日に授業をオンラインで受ける。

「ロシアによる本格的な侵攻が始まって1年を迎えるのを前に、敵の砲撃と挑発行為の可能性が高まっているため」こうした決定がなされた、と当局は説明した。

ウクライナ北東部ハルキウ州でも追加の安全対策が取られている。軍政当局が22日に発表した声明によると、重要なインフラ施設を除いて、大半の官公庁や事業所はリモートで業務を行う。

人道支援物資の配布や郵便局での現金支払いは制限され、法執行機関の職員が人々が集まりそうな場所のパトロールを強化する。だが市民が端末を充電したり暖を取ったりできる拠点は24時間利用できるという。

ハルキウ市のテレホフ市長はロシア軍が24日にどんな攻撃をしてくるのか予測するのは難しいとの考えを示した。テレホフ氏はビデオによる演説で「いま、多くの人が『何が起きるのか』と尋ねる。だが答えられない。というのも、敵次第だからだ」「敵が何を考えているのか誰にもわからない」と述べた。

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