ウクライナ鉄道、バイデン氏利用で定時運行率9割に低下 冗談交じりに謝罪

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キーウの電撃訪問後、列車内でサリバン米大統領補佐官(左)と机に向かうバイデン氏/Evan Vucci/AFP/Getty Images

キーウの電撃訪問後、列車内でサリバン米大統領補佐官(左)と机に向かうバイデン氏/Evan Vucci/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ鉄道のトップは22日までに、バイデン米大統領が20日にウクライナを訪問した影響で定時運行率が90%に下がったことを明らかにし、冗談交じりに謝罪した。

トップのオレクサンドル・カミシン氏はツイッターで、バイデン氏が長時間の旅に使った列車を「レールフォースワン(大統領専用鉄道)」と名付け、「歴史的な瞬間」になったと振り返った。

「どうしてこうなったのか実は覚えていないが、プーチン(ロシア大統領)の想定では『キーウを3日で奪取する』はずだったのに、侵攻362日目のキーウでバイデン大統領が我が国のゼレンスキー大統領と並んで歩いている」

「だから、ウクライナ鉄道が今回の訪問に対応できたのは名誉であり、光栄なことだった。複雑な仕事だったと言わねばならないが、私たちはやり遂げた。『レールフォースワン』の誕生だ」

カミシン氏はまた、バイデン氏が24時間のうち20時間を列車内で過ごし、キーウ滞在はわずか4時間だったと説明。「だからこそ彼を丁重にもてなすことが重要だった。私たちはやり遂げた」とつづった。

さらに「昨日の定時運行率(OTP)が基準に満たなかったことをおわびしたい。レールフォースワンを優先するため、一部の列車を遅らせる必要があった」と述べ、「このため定刻通りに到着した列車はわずか9割だった。申し訳ない」と言い添えた。

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