来年のNATO首脳会議、米国で開催 バイデン氏が発表
(CNN) バイデン米大統領は21日、北大西洋条約機構(NATO)発足75周年を迎える来年、米国がNATO首脳会議を主催すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻の今後が見通せない中での重要な会合となる。
バイデン氏は「NATOの全加盟国を米国に招き、2024年首脳会議を開催する。世界史上最も強固な防衛同盟であるNATOの発足75周年を共に祝う」とポーランドの首都ワルシャワで行った演説で述べた。
ロシアがウクライナに侵攻して1年の節目が近づく20日にバイデン氏はウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、その後ポーランド入りした。
バイデン氏はNATO同盟と同同盟の根幹となっている第5条の支持を繰り返し表明した。第5条では加盟国が1国でも攻撃を受けた場合、同盟全体への攻撃とみなすと定めている。
バイデン氏は「NATO同盟と第5条に対する米国の約束は揺るぎないものであることは疑いない。全加盟国、そしてロシアもこのことを知っている。加盟国への攻撃は、同盟への攻撃だ。尊い誓いだ」と述べた。
また、米国や同盟国、パートナー国が「自衛するウクライナの支援を継続する」ことも約束した。