香港、マスク着用義務を解除 3月1日から
香港(CNN) 香港は28日、新型コロナウイルスの流行を抑止するために導入したマスクの着用義務について、3月1日に撤廃すると発表した。約3年にわたるマスク着用の義務が解除となる。
マスク着用をめぐっては、屋外や屋内、公共交通機関を含む全ての公共空間で顔を覆うことが義務付けられていた。一時期は、屋外で運動する際にも着用が義務付けられていた。
着用義務が施行されたのは2020年7月15日だったが、新型コロナ感染拡大の報道を受けて、市民の多くは数カ月前からマスクの着用をはじめていた。
香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官は記者会見で、3月1日にマスク着用義務を撤廃すると明らかにした。李氏は「我々は今、通常に戻りつつある」と述べた。
香港はこの数カ月で、そのほかの主要な規制を撤廃している。海外から香港を訪れた人全員に対する検疫義務の撤廃は観光業を活性化するとみられている。