激戦のバフムート、市内に約4500人の民間人残る
(CNN) ウクライナ軍とロシア軍による衝突が続くウクライナ東部バフムートで、市内には依然として約4500人の民間人が残っていることがわかった。ウクライナ当局者が明らかにした。ロシア軍は街へ向けて進軍を続けており、市民には避難が呼び掛けられている。
ウクライナ・ドネツク州軍民行政府の報道官は1日、CNNの取材に対し、バフムート市内には子ども48人を含む約4500人の民間人が依然としてとどまっていると述べた。居住場所に立ち入ることができないため避難できずにいるという。
報道官によれば、危険が迫っているため市民には避難を呼び掛けているものの、食料などの備えは十分だという。
報道官は「市内には食料や水、医薬品がある。人々は前もって全ての供給を受けている。それでも、全員避難しなければならない。民間人にとって状況は極めて危険だ」と述べた。
ウクライナ軍参謀本部は1日、ロシア軍がバフムートに向かって前進し続けていることを認めた。
ウクライナ軍によれば、バフムートを保持し、ロシア軍の進軍の一部を撃退しているという。