ウクライナ軍パイロットにF16戦闘機の訓練「必要」 ポーランド大統領
(CNN) ポーランドのドゥダ大統領は8日、CNNの取材に答え、ウクライナ軍のパイロットに対するF16戦闘機の操縦訓練は「必要だ」と述べた。
ドゥダ氏は、ウクライナ軍が北大西洋条約機構(NATO)の水準に達しようとしているとし、そのためF16を使用したいと考えるだろうと述べた。
ドゥダ氏は「ウクライナのパイロットに対する訓練は重要で、とても必要だ」と述べた。
情報筋によれば、米国は米国内にいるウクライナ軍のパイロットと協力し、F16の訓練にどのくらいの時間が必要か見極めようとしている。現在は、ウクライナ軍のパイロット2人が、F16を含む米軍のさまざまな航空機の操縦を習得するために必要な時間を調べるためにフライトシミュレーターを使い技能試験を行っている。
ドゥダ氏はまた、13年間で初となる二国間訪問でアラブ首長国連邦(UAE)を訪れ、UAE指導層にロシアのプロパガンダを警告したほか、「非常に近い視点」からウクライナ情勢がどう見えているかを伝えた。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから1年余りが経過したが、UAEの広範な政策は他の中東諸国と同様に中立的な立場を維持するものだった。産油国の中東諸国はウクライナでの戦争によって引き起こされたエネルギー価格高騰の恩恵を受けている。一方で、ロシアはUAE市場に財政的な逃げ道を探し続けている。