フランス政府に怒りの声、定年延長の強行受け
CNNの提携局によると、別の労働組合の指導者はさらに多くのストライキや抗議デモを呼び掛けたという。
大規模な抗議デモは、フランス全土で1月中旬から定期的に発生。数百万人に上る参加者が、政府の計画に反対の声を上げている。大掛かりなストライキは交通機関や教育機関に打撃を与え、首都パリでは収集されないごみが路上に積み上がっている。
政府は改革の必要性を訴え、今後年金制度が赤字に転落するのを防ぐための措置と主張。増税や年金カットを行わずに収支のバランスを保つのが目的だとしている。
ボルヌ氏は下院に議席を持つ極右の国会議員が法案を支持しないとも批判した。
これに対し、極右の国民連合を率いるマリーヌ・ルペン氏は16日、ツイッターでボルヌ氏の辞任を要求。「国民の望まない改革を強いている」のがその理由だとした。