ロシアとベラルーシ選手のパリ五輪への参加、アフリカ五輪委が支持
(CNN) アフリカ国内オリンピック委員会連合(ANOCA)は、2024年にパリで開催される五輪について、ロシアとベラルーシの選手の参加を支持した。
ANOCAはツイッターに投稿した声明で、ロシアとベラルーシの選手が全ての国際大会に参加することへの支持を全会一致で決定したと述べた。
米国など志を同じくする30カ国以上は2月、ロシアによるウクライナ侵攻を理由に、ロシアやベラルーシの選手の国際大会への参加を禁止するよう求めていた。ロシアによるウクライナ侵攻はベラルーシの一部の領土からも行われた。
国際オリンピック委員会(IOC)は1月、ロシアとベラルーシの選手について、24年のパリ夏季五輪と26年のミラノ冬季五輪への参加の道筋を開く複数の段階からなる計画を発表して議論を引き起こしていた。この計画では、ロシアとベラルーシの選手は「中立」の立場で参加する。
IOCは1月、声明で、いかなる選手もパスポートを理由に協議への参加を妨げられるべきではないなどと述べていた。
ANOCAは、今回の決定について、IOCとIOCのバッハ会長の立場に沿ったものだとし、ロシアとベラルーシの選手がアイデンティティーを表すいかなる印も身に着けずに中立の立場でパリ五輪に参加することを認めると述べた。