バフムート戦況、ロシアの「攻勢能力」低下も激戦続く ウクライナ軍
(CNN) ウクライナ軍は22日、東部要衝バフムート市内や周辺でのロシア軍の攻勢能力は低下しつつあるものの、同市は依然として最激戦地のひとつだとの認識を示した。
ウクライナ軍参謀本部は同日夜の戦況報告で、「ロシア連邦はウクライナに対する武力侵攻を続け、ドネツク、ルハンスク両州の完全掌握を図る試みに注力している」と説明。最も激しい戦闘はバフムート南部と北部で起きていると指摘した。
また「バフムート方面ではロシアが引き続き攻勢をかけているが、攻勢能力は低下しつつある」とも述べた。
ウクライナ軍によると、ロシア軍は引き続き大量の人員を投入してバフムートの制圧を試みている。
「ロシアは引き続き同市の制圧を試み、大量の人員や兵器、軍装備品を失っている」「守備隊はバフムートやボフダニウカ、プレドテチネで、昼夜を問わず多数の攻撃を撃退してきた」という。
このほか、ザポリージャやヘルソンなどウクライナ南部の一部地域ではロシア軍は守勢に回っているとの見解も示した。