バフムート巡る戦闘、前線で依然「最も困難」 ウクライナ軍総司令官
(CNN) ウクライナ軍のザルジニー総司令官は24日、英軍制服組トップと電話で会談し、東部要衝バフムートを巡る戦闘の難しさを強調した。
ザルジニー氏はSNSのテレグラムに、ラダキン英軍参謀長との会談の概要を投稿した。
ザルジニー氏はこの中で「前線全体の作戦状況について伝えた。バフムート方面の戦況が最も困難だ」と言及。「国防軍の多大な尽力によって戦況が安定している状況だ」と説明した。
さらに「ウクライナの防空の強化についても議論した」と述べ、ラダキン氏や英国をはじめとする国の支援に謝意を示した。
「パートナー国の支援のおかげで、我々は持ちこたえている。我々は必ず勝利する」としている。
ウクライナ東部ドネツク州にあるバフムートはここ数カ月、ロシアとウクライナの前線における戦闘の焦点となっている。
ウクライナ陸軍のシルスキー司令官は今週、バフムートのロシア軍は消耗しており、ウクライナが近く反転攻勢に出る可能性があると述べていた。
専門家の間では、バフムートを奪取しても東部の全体的な戦況が大きく変わる可能性は低いとの声が上がるが、ロシアが奪取した場合、8カ月ぶりにウクライナの都市を制圧する象徴的な勝利となる。