道路を襲った大規模雪崩 観光客7人死亡、13人負傷 インド
ニューデリー(CNN) インド北東部のシッキム州で大規模な雪崩が発生し、観光客7人が死亡、13人が負傷した。地元警察が4日に明らかにした。
軍がCNNに寄せた声明によると、雪崩は現地時間の午前11時10分ごろ発生し、ナトゥラ峠に向かっていた車数台が巻き込まれた。軍は少なくとも20人が救出されたとしている。
警察によると、救出された人の一部は重体となっており、現場では救助活動が続いている。
雪崩はナトゥラ峠付近で発生し、ナトゥラとシッキム州の州都ガントクを結ぶ道路が雪で埋まった。
この時期に雪崩が発生するのは異例だと警察は説明し、同地で降った季節外れの雨と雪が原因だとしている。
軍によると、道路の除雪後、さらに観光客350人と車80台が助け出された。
デリーから来た観光客がロイター通信に語ったところによると、警察は観光客に対し、悪天候のためナトゥラ峠へ行く途中にある湖は訪れないよう呼びかけていたという。
インドのナレンドラ・モディ首相は「救助活動が続いている。被災者には可能な限りの支援を提供している」とツイートした。