中国でまた大規模な砂嵐 1カ月で4回目
香港(CNN) 中国の首都北京など北東部が10日から11日にかけて大規模な砂嵐に見舞われ、基準値をはるかに上回る大気汚染が観測された。
国営メディアによると、砂嵐は先月10日からの1カ月で4回目、今年の合計は8回目。
北京市内の写真には、オレンジ色の砂煙に包まれた街の様子が映っている。
市当局は住民に、窓を閉めてマスクやフェースシールドを着用するよう勧告。高齢者や子どもは屋内で過ごし、健康な大人も屋外での活動を控えるよう呼びかけた。
北京市の環境監視センターによると、10日午後の時点で大気中の粒子状物質、PM10の濃度が1立方メートルあたり1321マイクログラムに達した。この数値は、世界保健機関(WHO)が基準とする1日の平均値、同45マイクログラムの30倍近くに上る。