ワグネルの元戦闘員名乗る2人、インタビューで市民殺害を告白
(CNN) ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員だったという元受刑者の男性2人が人権団体とのインタビューに応じ、ウクライナの子どもたちを含む民間人を殺害したと告白した。
ロシアでの汚職や拷問を追及する団体「グラグ・ネット」が、インタビューの映像を公開した。
同団体によると、2人は昨年、大統領令で恩赦されたアザマト・ウルダロフ氏とアレクセイ・サビチェフ氏。CNNは映像での発言や身元を独自に確認できていないが、両氏が昨年8月と9月の恩赦でそれぞれ釈放されたことを示す文書を入手した。
ウルダロフ氏は撮影前に酒を飲んでいた様子で、5~6歳の女児を射殺した時のことを詳しく語った。
「上層部の判断だった。だれも生きて逃がすわけにはいかなかった。邪魔者は皆殺しにしろというのが私への命令だった」と明かし、インタビューに応じた動機については「ロシアや他国の人々に真実を知ってほしい。私は戦争や流血を望んでいない。今たばこを持っているこの手で命令に従い、子どもたちを殺した」と語った。
同氏はまた、ウクライナ東部の激戦地ソレダルとバフムートでワグネル戦闘員が受けたのは、市民らを「全滅」させろという指令だったと話した。