89人の遺体発見、「餓死すれば天国に」と説くカルト教団と関係か ケニア
犠牲者の数はさらに増える恐れもある。ケニア赤十字によると、沿岸部の都市マリンディでは、家族から行方不明の報告が寄せられた人数は25日午前の210人から午後には259人に増えた。うち130人は子どもだという。
救出された人たちは「非常に弱って心の傷を負っている」状態だと赤十字の関係者は話している。
警察が21日に現場の捜索を開始して以来、発見される遺体の数は連日増え続けている。
キンディキ内相は「殺人のために聖書が利用され、罪のない市民の殺戮(さつりく)が広がるという事態は容認できない」と強調した。
国民の間には衝撃が広がり、政府は宗教団体や法人に対する規制の強化を約束した。