ロシア大統領府報道官、ウクライナでの作戦は「非常に難しい」
(CNN) ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ウクライナでの「特別軍事作戦」について、「非常に難しい」と述べた。ペスコフ氏はまた、過去1年間で、一定の目標を達成することができたとの認識を示した。
ロシア国営タス通信が10日、海外メディア「ATV」のインタビューに答えるペスコフ氏の様子を伝えた。ペスコフ氏は、ロシアがウクライナで「ゆっくりと」行動しているのは、戦争ではなく特別軍事作戦を実施しているからだと述べた。
ペスコフ氏はウクライナ東部バフムートにウクライナ軍の拠点があることを認め、多くのウクライナ軍兵士が集中しており、常に増援を受けていると述べた。
ペスコフ氏は、西側諸国が「多くの間違い」を犯し、「ロシアを欺いた」とし、このためにロシアがウクライナでの特別軍事作戦を開始することになり、西側諸国が参加するようになったと述べた。
ペスコフ氏は最近のクレムリンへの無人機による攻撃について、プーチン大統領に対する「テロ攻撃未遂」と指摘。無人機攻撃により、ウクライナは自国をテロ支援国家と同一のものとしたと述べた。
ペスコフ氏は、ロシアが事件を受けて、必要な全ての安全保障上の措置を実施すると述べた。ウクライナや米国は繰り返し、無人機攻撃への関与を否定している。
ペスコフ氏は、国際刑事裁判所(ICC)がプーチン氏に対して逮捕状を出したことに言及し、「核保有国の指導者であるプーチン氏に対してICCの逮捕状を出すこと真剣に検討する人が世の中にいるとは想像しづらい」と述べた。