豪雨による洪水と土砂崩れ、41人死亡 インド北部
(CNN) インド北部で先週末から豪雨による洪水と土砂崩れが相次ぎ、現地の当局によると少なくとも41人が死亡した。
ヒマチャルプラデシュ州のスクー州首相は11日、州内で31人が死亡したと記者団に語った。隣接するパンジャブ州の閣僚はインドANI通信に、10人の死者が出たと述べた。
スクー氏はさらに、ヘリコプター6機を派遣し、これまでに2000人あまりを避難させたと説明した。12日のツイートによると、被災地では土砂崩れがあった道路の復旧工事が行われている。
ヒマチャルプラデシュ州に住居のあるチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は11日、自身の基金から救援事業に寄付すると表明したが、具体的な金額は示さなかった。
気象当局が9日に発表した予報によると、今後も週末にかけ、パンジャブ州を含む北部一帯で局地的な豪雨の恐れがある。
首都ニューデリーでは9日、1日の雨量が7月としては40年ぶり以上の水準を記録。市内を流れるヤムナ川の水位は12日、1978年に記録した207.49メートルを超え、過去最高の207.55メートルに達した。