ロシア、黒海で民間船を標的の可能性 英外相

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国連安保理で発言する英国のクレバリー外相/Spencer Platt/Getty Images

国連安保理で発言する英国のクレバリー外相/Spencer Platt/Getty Images

(CNN) 英国のクレバリー外相は25日、ロシアが穀物輸出の協定から離脱したことを受けて、黒海で民間船を標的にする可能性があると考えていると明らかにした。

クレバリー氏はツイッターへの投稿で、「英国は、ロシアが黒海の民間船を標的にして、ウクライナの穀物輸出を破壊するための軍事作戦を激化させる可能性があるとみている」と述べた。英国が国連安保理でそうした非良心的な行動について明確にするだろうとし、ロシアに対して、世界の食料供給を人質に取ることをやめて、協定に復帰するよう呼び掛けた。

米国家安全保障会議(NSC)のホッジ報道官も先週、ロシアが黒海の民間船を攻撃し、ウクライナを非難する可能性があると述べていた。

ホッジ氏によれば、ロシアはウクライナの港湾へ通じる海域で新たな機雷を設置した。

米中央情報局(CIA)のバーンズ長官も、ロシアが黒海で船舶を襲う「偽旗作戦」を準備している可能性があるとの見方を示した。

ロシアのアントノフ駐米大使は、民間船に対する攻撃の準備をロシアによるものとみなそうとする試みは「完全なでっち上げ」であり「我々のアプローチと完全に矛盾している」と述べた。

英国のスナク首相はツイッターへの投稿で、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談で、ウクライナからの穀物輸出を阻止しようとするロシアのいかなる試みもまったく容認できないことを明確にしたと述べた。

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