韓国で猛暑、5月以降に熱中症で16人死亡

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ソウルにある簡易宿泊所で、上半身裸になって扇風機の前に座る男性/Yonhap/EPA-EFE/Shutterstock

ソウルにある簡易宿泊所で、上半身裸になって扇風機の前に座る男性/Yonhap/EPA-EFE/Shutterstock

ソウル(CNN) 韓国で今年5月以降、熱中症で死亡した人が少なくとも16人に上ることがわかった。韓国疾病予防管理庁(KDCA)が2日、明らかにした。

KDCAによると、昨年の同じ時期に熱中症で死亡した人は6人で、今年はこれを大幅に上回る。1日時点の熱中症の報告数は合計1284人に上った。

行政安全省によると、韓国は今年、熱波の警戒レベルを2019年以来となる最高水準の「深刻」に引き上げた。33度を超える日が続く中、熱波警報は7月後半以降、国内の大半の地域に拡大している。

1日には京畿道の驪州市で38.4度、安城市で38.2度を記録した。

熱波が続く状況を受け、自治体は影響を受けやすい住民の定期的な調査や、日よけのテントや日傘の貸し出しを行っている。

高温にさらされる屋外労働者の健康懸念も高まっている。ロイター通信によれば、労働組合からは建設作業員が暑さで死亡する事案を予想する声も出ている。

猛暑は今夏アジア各地を襲い、中国や日本の一部では熱波と豪雨で地滑りや鉄砲水の被害が出ている。

科学者からは、人為的な要因による気候変動で、異常気象の頻度と激しさが増しているとの見解が示されている。

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