子どもの性別披露パーティーで墜落事故、パイロット死亡 メキシコ
(CNN) メキシコ西部のシナロア州で3日、生まれてくる子どもの性別披露パーティーに使われた小型機が墜落し、パイロットの男性が死亡した。
ネットにはこの場面を撮影した動画が投稿されていた。ピンクとブルーの風船に囲まれて「オー、ベイビー」という文字の前に立つカップル。その上空を、小型機がピンクの煙を放出しながら通過した。
この動画は、集まった人たちの頭上を通過した機体から左翼が脱落したと思われる瞬間をとらえている。
地元当局や赤十字によると、同機を操縦していたパイロットは現場で救急隊の手当てを受け、近くの病院に搬送されたが、搬送先の病院で死亡した。
パイロットの氏名は公表されておらず、墜落原因は分かっていない。ほかに負傷者が出たという報告はない。
性別披露パーティーは、家族や友人に楽しんでもらいながら生まれてくる子どもの性別を発表する目的で行われるようになり、最初のうちはケーキカットで現れるクリームの色や花火などが使われていた。
しかし2017年には米アリゾナ州で、性別披露の仕掛けに使われた爆発性の高いタンネライトが爆発して青い煙が上空に噴出し、瞬く間に周辺の樹木に引火。大規模な山火事を発生させ、パーティー参加者は多額の損害賠償を支払う羽目になった。
19年にはアリゾナ州で開かれた性別披露パーティーで意図せずパイプ爆弾が製作され、破裂したパイプの破片に当たって祖母が命を落とした。