ガザ交戦の死者、1900人に 外国人も多数犠牲に
(CNN) イスラエル軍のラジオは10日、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが7日に開始した攻撃で、イスラエル側で少なくとも1000人が死亡したと報じた。
一方、パレスチナの保健当局はイスラエルが報復措置として空爆を開始してからのガザ側の死者が900人に達したと発表。負傷者は4500人にのぼるという。
保健当局によると、死者には子ども260人、女性230人が含まれる。家族全員が死亡したケースが22例あるという。
当局は声明で、救急隊員15人とジャーナリスト20人も負傷したと明らかにした。
この軍事衝突による死者には外国人も多数含まれており、バイデン米大統領は10日、ハマスによる攻撃で米国の市民少なくとも14人が死亡したと明らかにした。
またフランスのコロナ外相は同日、同国の市民8人の死亡が確認され、20人がガザ地区近くで行方不明となっていると述べた。
カナダ政府も、カナダ市民1人が死亡し、3人が行方不明になっているとの報道を認識していると述べ、状況把握に努めているとみられる。
ペルーやブラジルなど南米の各国政府も死者・行方不明者数を発表し、これまでのところ南米各国の市民少なくとも計9人が死亡し、25人が行方不明となっている模様。