カナダの詩人ルピ・クーア氏、ホワイトハウスへの招待を拒否 イスラエル擁護に抗議
(CNN) インド系カナダ人の詩人、ルピ・クーア氏はこのほど、米ホワイトハウスがヒンドゥー教の祭典「ディワリ」に合わせて開催するイベントへの招待を断ったことを明らかにした。バイデン米政権のイスラエル擁護が理由だと説明している。
今年のディワリは今月12日。イベントはインド系のハリス副大統領が主催する。
クーア氏は声明で、子どもたちを含む民間人への「集団的懲罰」を支持する機関からのいかなる招待も拒否すると表明。米政権はパレスチナ人のジェノサイド(集団殺害)を正当化し続けていると非難した。
クーア氏はインド生まれで、SNSに投稿する詩が絶大な人気を呼んでいる。ディワリは「偽りでなく正義を、無知でなく知識を」たたえる行事で、米政権の立場はその正反対だと批判した。
ディワリが「自由への戦い」を考える機会になるとも主張した。自身を含む南アジア系市民が米政権による行動のごまかしに利用されるのを認めるわけにはいかないと強調し、政権の責任を追及するよう呼び掛けた。