ガザに感染症まん延の危険性 ユニセフが「もうひとつの大惨事」を懸念  

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(CNN) イスラエル軍とイスラム組織ハマスの衝突が続くパレスチナ自治区ガザ地区に冬が迫り、医療体制が崩壊するなかで感染症がまん延する恐れがあるとして、国連児童基金(ユニセフ)が重大な懸念を表明した。

ユニセフの報道官によると、ガザでは現在、脱水症の患者が増え、ユニセフ職員の子どもらを含む3万人以上が下痢の症状を訴えている。

水害の多い冬が近づき、14日には今シーズン初の雨に見舞われた。水が媒介する感染症や呼吸器系疾患の流行という「もうひとつの大惨事」を防ぐことが重大な懸案事項だと、同報道官は指摘する。

極度のストレスにさらされているガザの子どもたちが、直後だけでなく長期にわたってトラウマに苦しむ事態も懸念される。

ある職員の娘は日々の恐怖によるストレスで、自分の髪を抜いたり脚を引っかいたりする症状をきたしているという。

同報道官は、ガザの「おぞましい環境」の中に暮らす人々の苦しみを少しでも軽減するため、人道支援を大幅に強化することが不可欠だと訴えた。

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