市民権の申請、イスラエル支持の宣言が必要 独東部州
(CNN) ドイツ東部ザクセンアンハルト州で市民権を申請する場合、申請者はイスラエルの生存権に対する支持を宣言することが必要となったことがわかった。
今回の新たな法律は、イスラム組織ハマスが10月7日に越境攻撃を実施し、イスラエルとハマスの戦争が続くなかで制定された。
地元の通信社によれば、今回の法律は、イスラエルの生存権がドイツにとっての「国是」だとしている。
法律では、ドイツの市民権を取得するにはイスラエルの生存権に対する関与が必要だと説明。申請者は、イスラエルの生存権を認め、イスラエル国家の存在に反対するあらゆる取り組みについて非難することを書面で確認しなければならないとしている。
地元紙によれば、同州内相は州内の市や区に宛てた書簡の中で、市民権取得の過程で、反ユダヤ的な姿勢が存在する兆候があるかどうかに注意を払うべきだと指摘した。
書簡によれば、申請者が反ユダヤ主義的な犯罪やイスラエルの生存権の否定など、自由で民主的な秩序に反する試みを行った場合、申請は却下されなければならないという。
ハマスによるイスラエル攻撃後、ドイツの当局者は、イスラエルの安全保障はドイツにとっての国是だと繰り返している。