戦争終結後、イスラエル軍駐留の「移行期間」が必要 米国務省
(CNN) 米国務省のミラー報道官は6日、イスラエルがイスラム組織ハマスとの戦争を終えた後、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区にとどまり続ける「移行期間」があることについて、米国は理解していると述べた。ミラー氏は、イスラエル軍が永久的に駐留することはあり得ないとの見方も示した。
ミラー氏は、イスラエルがただ撤退して治安の空白が生じることは誰の利益にもならないと指摘。ミラー氏は、ガザ内部が無法地帯となり、罪のない民間人が搾取される可能性があると述べた。
ミラー氏は「戦闘活動の終了時には、ある程度の移行期間が必要なことは理解している」と言い添えた。
ミラー氏によれば、米国は、イスラエルによるガザの再占領を受け入れない。ガザ内部に緩衝地帯を設けることについても、領土を縮小しないとの原則に反するため認めないという。