ノーベル賞受賞のイラン活動家、新たに1年3カ月の禁錮刑

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イランの人権活動家ナルゲス・モハンマディ氏=2007年6月/Reihane Taravati/Middle East Images/AFP/Getty Images

イランの人権活動家ナルゲス・モハンマディ氏=2007年6月/Reihane Taravati/Middle East Images/AFP/Getty Images

(CNN) イラン国内で収監されたまま昨年のノーベル平和賞を受賞した女性人権活動家、ナルゲス・モハンマディ氏(51)が、新たに1年3カ月の禁錮刑を言い渡された。同氏の家族が15日、CNNに送った書面で明らかにした。

モハンマディ氏は反体制プロパガンダを広めた罪に問われ、過去20年間のほとんどを獄中で過ごしてきた。

家族によると、裁判では出廷や質問を拒否していた。新たな禁錮刑に加えて、首都テヘランやその周辺から2年間追放され、旅行や社会政治団体への所属、スマートフォンの使用も2年間禁止された。2021年以降で5回目、収監中では3回目の有罪判決とされる。

同氏はもともと、国家の安全に反する行動と反国家プロパガンダで禁錮10年9カ月、むち打ち154回と旅行制限を言い渡されていた。

獄中からも抗議の声を上げ続け、昨年8月には刑務所内の性暴力が増加していると主張した後、刑期を1年延長された。

女性の抑圧に抵抗し、人権と自由のために闘ってきたことが評価されて、昨年10月にノーベル平和賞を受賞した。

イランでは14日、22年に風紀警察に拘束されて死亡したクルド人女性のニュースを報じた後、収監されていた女性記者2人が保釈された。

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