イラン革命防衛隊、イラク北部のイスラエル拠点を攻撃と発表
(CNN) イランの精鋭部隊、革命防衛隊(IRGC)は15日、イラク北部にあるイスラエルの情報機関モサドの「スパイ基地」や、シリア国内の「反イランテロ集団」を弾道ミサイルで攻撃したと発表した。
イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が地域全体に拡大する危険性が強まるなか、米国はイランの攻撃を「無謀」で「不正確」だと批判した。
IRGCは15日の声明で、イスラエル軍の攻撃で司令官らが死亡したことに対する報復として、14日深夜にミサイル攻撃を仕掛け、イラク北部クルド人自治区のアルビルにあるイスラエルの主要なスパイ拠点を破壊したと述べた。
また、イスラエルがこの拠点を周辺地域とイランでのスパイ作戦や、テロを計画する活動に使っていたとの見方を示した。
CNNはこれについてイスラエル首相府にコメントを求めたが、返答は得られていない。
IRGCはそのほかにもアルビル市内の数カ所を攻撃したと述べ、イラン反体制勢力の拠点を狙ったと主張した。クルド人自治区の治安当局が16日朝までに出した声明によると、この攻撃で民間人少なくとも4人が死亡、6人が負傷した。