イスラエルがガザ市の病院空爆、5人死亡 南部の病院では看護師狙撃
(CNN) イスラエル軍が8日、パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市にあるシファ病院の1室を狙って空爆を行い、5人を殺害した。カデル・ザアヌーン記者がガザ市の保健当局から得た情報としてCNNに明らかにした。
一方、南部ハンユニスにあるナセル病院のハフマド・モグラビ医師は血を流す同僚の動画をインスタグラムに投稿し、同僚が病院内で狙撃されたと訴えた。
「狙撃手は、手術室で私の隣にいた看護師の友人の胸を撃った。彼は重傷を負った」とモグラビ医師は伝えている。
ガザ保健省の広報によると、ナセル病院には医療スタッフ300人と負傷者450人のほか、避難した1万人が身を寄せている。
病院内の人たちは病気や飢えにさらされ、医療廃棄物や非医療廃棄物の除去をイスラエル軍が妨害しているために健康被害が発生しているという。
パレスチナ赤新月社によると、近くのアマル病院周辺では8日、「激しい連続的な銃撃」が続いた。
イスラエル国防軍は同日、ハンユニス西部で戦闘を激化させていることを明らかにした。
CNNは医療施設に対する攻撃について同軍にコメントを求めている。
イスラエル軍は一貫して、医療施設そのものは標的にしないとしながらも、ハマスの戦闘員はどこにいようと攻撃すると強調している。