ガザのUNRWA本部地下にハマスのトンネル、イスラエル主張
(CNN) イスラエルは10日、パレスチナ自治区ガザ地区北部にある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の本部地下でイスラム組織「ハマス」の主要なトンネルを発見したと主張した。
イスラエル軍がガザ北部シャティ、テルアルハワ両地区での作戦遂行中に見つけたとしている。声明で、UNRWAが運営する学校近くでトンネルの坑道入り口にたどり着いたとした。トンネルの発見日時には触れなかった。
CNNはこのイスラエル軍の主張を独自に検証できていない。一方、UNRWAのラザリーニ事務局長は同機関はガザ本部の下に何があるのかは承知していなかったと指摘。「イスラエル当局からトンネルとされるものがあるとの連絡は公式にはこれまでなく、この主張へのさらなる対応はできない」と述べた。
ラザリーニ氏によると、同機関の施設の調査は四半期ごとに実施。ガザの施設の点検は昨年9月が最後だったという。
UNRWA本部地下にトンネルが見つかったとの主張を受け、イスラエルのカッツ外相は10日、ラザリーニ事務局長の辞任を要求。これに対しラザリーニ氏は即座には応じてはいない。
イスラエルとUNRWAとの関係は長らくこじれており、イスラエルは先に同機関の一部職員がハマスによるイスラエルへの大規模奇襲に関与した疑惑を突き付け、UNRWAは複数の職員の解雇に踏み切っていた。
この疑惑を受け米国を含めた少なくとも13カ国が関連調査が続く間、UNRWAへの資金拠出の停止を発表。国連当局者は資金提供を閉ざすことはガザ住民の命を救う支援能力を危うくすると警鐘を鳴らしている。
ハマスはガザ全土に広大かつ長大なトンネル網を築き上げて利用しているとされ、以前にはその長さは300マイル(約483キロ)以上に相当すると明かしたこともある。