スペインで米国人女性が行方不明に 警察が捜査
(CNN) スペインの首都マドリードで今月、米国人の女性が行方不明になり、警察が捜査していることが分かった。
スペイン内務省の発表によると、アナ・マリア・クネゼビッチ・エナオさん(40)は2月2日から行方が分からなくなった。
スペイン国立行方不明者センターのサイトには、茶色のロングヘアに茶色い目の写真が掲載されている。身長は約142センチとされる。
兄弟がCNNに語ったところによると、5日に友人とバルセロナ行きの列車に乗る予定だったが、待ち合わせのマドリード駅に現れず、その日のうちに捜索願が出された。
警察は他国にも情報提供を呼び掛けている。
友人によると、2日に音信が途絶える直前、「すてきな人に出会った。かれにはマドリードから2時間ほどの場所に別荘がある。一緒にそこへ行って2~3日過ごす」というメッセージが届いた。電波にむらがあるので、戻ったら電話すると書かれていた。
CNNがメッセージを閲覧したところ、前日に路上で声を掛けられたとも書いてあった。
女性が滞在していたマドリードの高級住宅地、サラマンカのアパートではちょうどその時間帯、入り口とエレベーター付近の防犯カメラのレンズにスプレー塗料が吹き付けられた。事情を知る人物2人の話によると、女性は当初、先月5日から今月5日までの予定でアパートを借りていたが、来月5日までに契約を延長したという。
女性の夫、デービッド・クネゼビッチさんの名前は、米フロリダ州にあるIT企業のサイトに最高経営責任者(CEO)兼取締役として記載されている。同サイトには、夫がセルビア人、妻がコロンビア出身で同社のプロジェクト責任者と書かれている。デービッドさんは現在、セルビアに滞在中とされる。