ロシア軍の新たな滑空爆弾、前線のウクライナ軍に多大な被害もたらす
FAB―1500の使用は、ドネツク州におけるロシア軍の攻勢、特に2月に陥落したアウジーイウカとその周辺のウクライナ軍の防御を根こそぎ破壊するうえで、重要な要素となっている。
英国王立防衛安全保障研究所(RUSI)の専門家は、滑空のための部品の製造が障害となっているものの、基本的な爆発物は大量にあると指摘した。ロシア軍は固定された防衛線に対して非常に強力な火力を投じ、ウクライナ軍の死傷者が増えているものの、まだ前線を根本的に変えるほどではないという。
ロシアの軍事ブロガーがFAB―1500について言及し始めたのは、その精度が試験されていた昨年9月だった。軍事ブロガーはSNSへの投稿で、何カ月にもわたる試行錯誤の末にFAB―1500が初めて目標に正確に命中したと述べていた。