ウラル川氾濫、ロシアとカザフで大洪水 10万人超が避難、状況さらに悪化の予想
ロシア政府によると、ウラジーミル・プーチン大統領は大きな被害が出ているオレンブルク、クルガン、チュメニの3州の知事から10日に報告を受ける予定。クルガン州知事は、11日から14日にかけ、同地に大量の水が押し寄せる見通しだとして危機感を強めている。報道官によると、プーチン大統領が現地を訪れる予定はない。
![カザフスタン・ペトロパブルの地域を写した航空写真=10日
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カザフスタン・ペトロパブルの地域を写した航空写真=10日 /Evgeniy Lukyanov/AFP/Getty Images
住民は繰り返し大統領に支援を要請。SNSに投稿された動画には、オレンブルク州オルスクの市役所前で行われた抗議集会に数百人が集まって「プーチン、ヘルプ!」などと叫ぶ様子が映っていた。
隣国カザフスタンでは、政府の発表で9万6000人あまりが避難している。約3000人は浸水した地域から航空機で救出され、7600人あまりが仮設の避難所に身を寄せている。