ヒキガエルの道路横断、見守りのボランティア募集 ロシア
(CNN) ロシア西部サンクトペテルブルク郊外の自然保護区が、交通量の多い道路を横断するヒキガエルたちが車にひかれないよう、カエルの安全を守るボランティアを募集している。
サンクトペテルブルクの環境管理・環境保護・環境安全委員会はテレグラムを通じ、セストロレツク湿原保護区でヒキガエルの移動シーズンに備え、両生類を助けるボランティアの登録受け付けを開始したと発表した。
ヒキガエルは暖かい季節になると繁殖期を迎え、森からセストロレツク貯水池の東岸に移動して産卵し、その後再び森へ戻る。生息地はサンクトペテルブルクから約30キロほど北にある。
ヒキガエルは産卵する貯水池へ移動するために道路を渡らなくてはならない/Telegram
しかしヒキガエルの移動ルート上に道路があり、ヒキガエルの個体数を脅かすようになっていた。そこで個体数を守るため、同保護区は産卵場所への安全な移動を助けるボランティアを毎年募集している。
登録を済ませたボランティアには講習を受けてもらい、道路を横断するヒキガエルの見守りに派遣する。一方でカエル交通整理の講習を受けていない市民には、ヒキガエルに触れないよう呼びかけている。