珍しいキタフクロモグラの撮影に成功 豪北西部
(CNN) オーストラリアの西オーストラリア州北西部の先住民所有地で、自然保護官(レンジャー)がモグラに似た珍しい有袋類、キタフクロモグラの姿を撮影した。
この地域にレンジャーを配置している先住民団体が、「素晴らしいニュース」として発表した。
キタフクロモグラが目撃されるのは10年に5~10回程度とされ、生態はなぞに包まれている。
モグラに似た外見で目が退化し、光沢のある体毛に覆われている。体長10センチほど、体重は40~60グラムで、尾は太く短い。えさは地中の幼虫やミミズで、土を掘る前足には長い三角のつめが生えている。
同じ仲間のフクロモグラは体長18センチほどで、オーストラリア中部に生息する。
地下でほとんどの時間を過ごし、地上にはめったに現れない。専門家によると、砂粒の間から入り込む少量の酸素があれば呼吸できるという。
前回は昨年6月、オーストラリア中部の巨大な岩山「ウルル」での目撃情報が報告されていた。