英外相、ラファ侵攻に反対 イスラエルへの武器販売は停止せず

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12日、英公共放送BBCの取材に答えた英国のキャメロン外相/Henry Nicholls/AFP/Getty Images

12日、英公共放送BBCの取材に答えた英国のキャメロン外相/Henry Nicholls/AFP/Getty Images

(CNN) 英国のキャメロン外相は12日、イスラエル軍が計画しているパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファへの全面的な侵攻について反対すると語った。一方で、イスラエルに対する武器の販売を停止する考えにも反対する姿勢を示した。

キャメロン氏は英公共放送BBCの取材に答え、イスラエルへの武器販売の停止は、イスラム組織ハマスをより強くし、人質解放の可能性が低くなるとの見方を示した。

ガザで4月に人道支援に従事していた団体の車列に対して攻撃が行われて英国の民間人3人が死亡したことで、英国に対してイスラエルへの武器の販売を停止するよう圧力がかかっている。

キャメロン氏の立ち位置は、バイデン米大統領とは異なっている。バイデン氏は、ラファへの全面的な侵攻が行われた場合、イスラエルへの武器の供給を停止すると警告している。

米国は先週、ラファ侵攻に使われる可能性があるとして、爆弾の供与を停止した。

キャメロン氏は、英国と米国の立場はまったく異なると主張。米国はイスラエルにとって主要な兵器の提供国だが、英国がイスラエルに提供している兵器の割合はイスラエルにとって1%にとどまると指摘した。

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