イラン大統領らの葬儀に数十万人の群衆 首都テヘラン
(CNN) イランの首都テヘランで22日、ヘリコプター墜落事故で死亡したライシ大統領とアブドラヒアン外相の葬儀が執り行われ、数十万人の市民が集まった。
市民らは黒い服を着て、イラン国旗やライシ師、アブドラヒアン氏らの写真を掲げ、市内を行進した。
墜落事故で死亡したライシ師ら搭乗者の遺体は、21日にいったんイスラム教シーア派の聖地、中部ゴムへ運ばれ、同日夜にテヘランのモスク(イスラム礼拝所)に安置された。
テヘランの街では、トラックが拡声器からイスラム教の聖典コーランの文言を流しながら、群衆の間を走り抜ける場面がみられた。
葬儀に集まった人々はCNNとのインタビューで、ライシ師の死にショックを受け、悲しんでいると話した。手に持った旗には、黒地に「神の殉教者」という文字が書かれていた。