プーチン氏、イラン大統領は「ロシアの真の友人」 各国が弔意
(CNN) 中東イランのライシ大統領がヘリコプターの墜落事故で死亡したことが確認され、ロシアのプーチン大統領など各国首脳らが弔意を示した。
ロシア大統領府の発表によれば、プーチン氏はライシ師について「傑出した政治家」であり、ライシ師の死は「取り返しのつかない損失」だと述べた。プーチン氏はまた、ライシ師について、「ロシアの真の友人として両国の関係の発展に計り知れない貢献を果たした」などとたたえた。
ロシアがウクライナに侵攻して以降、ロシアとイランの関係はますます緊密になっている。イランはロシアに対してドローン(無人機)「シャヘド」を提供しており、ウクライナに対する攻撃に使用されている。
レバノンのミカティ首相は、ライシ師らの死亡を受けて、3日間の服喪を発表した。
レバノンに拠点を置くシーア派組織ヒズボラは中東で最も強力な武装組織のひとつであり、イランにとって最も強力な非国家のパートナー。
インドのモディ首相はX(旧ツイッター)への投稿で、ライシ師の死をめぐり「深い悲しみと驚き」を表明。ライシ師がインドとイランの関係強化に貢献したと振り返った。
イラクのスダニ首相はXへの投稿で、イランの最高指導者ハメネイ師とイラン政府に対して「心からの哀悼とお見舞い」を表明した。
パキスタンのシャリフ首相は、1日間の服喪を行うとし、ライシ師らの死亡した人々への敬意と連帯を示すため半旗を掲げると明らかにした。