プーチン大統領が16~17日に訪中、習主席と会談へ

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昨年10月、北京での一帯一路フォーラムの開会式で同席したプーチン氏(左)と習氏/Pedro Pardo/AFP/Getty Images

昨年10月、北京での一帯一路フォーラムの開会式で同席したプーチン氏(左)と習氏/Pedro Pardo/AFP/Getty Images

香港(CNN) ロシアのプーチン大統領が16~17日に中国を公式訪問し、習近平(シーチンピン)国家主席と会談することが分かった。中国の国営メディアが伝えた。

プーチン氏は先週、通算5期目の任期に入ったばかりで、訪中はこの1年で2回目。習氏は異例の3期目に突入した約1年前に、ロシアを公式訪問している。

米国が秋に大統領選を控え、対イスラエル政策をめぐり国際社会からの圧力に直面するなかで、中ロ両国が米国に対抗するという共通の目標について協議する機会になる。

ただ中国に対しては、ロシアの軍需産業を支援しているとして、欧米からの圧力が強まっている。習氏は最近の欧州訪問で良好な欧中関係を演出したが、ロシアは国際社会で孤立したままだ。

習氏がプーチン氏との会談で紛争の早期解決を促すかどうかについては、専門家の意見も分かれている。

中国の3~4月の貿易統計ではロシアへの輸出が前年を下回っていることから、欧米からの制裁を回避するための対策を講じている可能性も指摘される。とはいえ中国については、ロシアとの協力関係を深め、紛争のエスカレーションを避けつつロシアの敗北を阻止しようとする基本姿勢に変化はないというのが、大方の見方だ。

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