ガザの学校空爆、米国製爆弾を使用か CNNが映像分析
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区中部ヌセイラトの難民キャンプで国連運営の学校が受けたイスラエル軍の空爆に、米国製の爆弾が使われたことが、CNNによる現場映像の分析で明らかになった。
ガザ保健省の報道官によると、空爆では少なくとも45人が死亡した。
CNNは契約記者が現場で撮影した映像を分析し、米国製の精密誘導爆弾GBU―39少なくとも2発の破片を特定した。
イスラエル軍は空爆を実施したことを認め、学校内に設けられたイスラム組織ハマスの施設を狙ったと主張。無関係な市民が巻き込まれる危険性を最小限にとどめるため、上空からの偵察や正確な情報収集など、多数の措置を講じたと説明した。
CNNは先日、ガザ地区南部ラファの難民キャンプが先月26日に受けたイスラエル軍の空爆でも、米国製の爆弾が使用されたことを確認していた。ガザ保健省とパレスチナ救急当局によると、キャンプへの空爆とそれに続く火災で、女性や子どもを中心に少なくとも45人が死亡、200人以上が負傷した。