レバノン、新学期の開始を11月に延期 イスラエルとヒズボラの戦闘受け
(CNN) 中東レバノンは新学期の始まりを11月2日に延期した。レバノンでは、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルとの戦闘が激しさを増している。
ハラビ教育相は6日、イスラエルとハマスとの戦闘を受けて、学生約40万人と教師4万人が各地で住む場所を追われていると明らかにした。
ハラビ氏によれば、イスラエルによる暴力行為や自宅からの退避、生徒の精神状態を理由に、私学の大部分が新年度の延期を求めている。
ハラビ氏は「状況は複雑だ」として、仮想の年度の適用には時間が必要だったと述べた。
レバノン当局によれば、先月に戦闘が激化して以降、120万人あまりが住むところを追われた。多くの人々が各地の学校を一時的な避難先にしたり、路上や公園、教会、モスク(イスラム教礼拝所)などでキャンプしたりしている。