行方不明だった女性を保護、マムシにかまれても生き延びる 豪

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オーストラリアの山間部で約2週間にわたり行方が分からなくなっていたロビサ・ショバーグさん(48)が無事保護された/AAP Image/NSW Police via Reuters

オーストラリアの山間部で約2週間にわたり行方が分からなくなっていたロビサ・ショバーグさん(48)が無事保護された/AAP Image/NSW Police via Reuters

ブリスベン(CNN) オーストラリアの山間部で行方がわからなくなっていた女性が無事に保護された。女性は約2週間にわたって行方が分からなくなっていたが、その最中にはマムシにかまれて負傷したとみられている。警察が明らかにした。

無事保護されたのはロビサ・ショバーグさん(48)。27日にコジオスコ国立公園の道を歩いていたところを救助隊が発見した。発見時、ショバーグさんは放心状態で負傷していた。

ニューサウスウェールズ州の警察の幹部は28日、ショバーグさんが「生きていて幸運だった」と述べた。ショバーグさんはマムシにかまれたとみられているという。マムシは毒を持っており、医師の治療を受けなければ死に至る可能性のあるかみ傷を与えることもある。

警察幹部によれば、ショバーグさんはおよそ4日前にマムシにかまれていた。足首をひねり、脱水症状にも陥っていた。

ショバーグさんがどのくらいの期間にわたって遭難していたのかは不明。最後に目撃されたのは今月15日で、レンタカーを運転していた。

レンタカーの会社から車両が戻っていないとの通報を受け、警察は21日に捜索を開始した。

警察は車両を追跡し、スノーウィー・マウンテンズの近くにあるかつての金鉱の町キアンドラにたどりついた。警察は、熱心な写真家で経験豊富なハイカーでもあるショバーグさんが徒歩で出発してその後、遭難したのではないかと考えた。

警察は27日に発見されるまで、ヘリコプターや航空機も使い捜索を行っていた。

コジオスコ国立公園の北部は毎年冬は閉鎖されるが、最近、訪問者の受け入れを再開していた。公園は今年、2カ月にわたって閉鎖され、山間部の環境保護のため、シカや豚、「ブランビー」として知られる野生馬の駆除が行われていた。

コジオスコ国立公園に生息する野生の馬/SL/iStockphoto/Getty Images
コジオスコ国立公園に生息する野生の馬/SL/iStockphoto/Getty Images

ショバーグさんは野生馬専用の「インスタグラム」のアカウントを保有しており、ブランビーの保護団体はSNSでショバーグさんについて懸念を表明していた。

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