ウクライナ、ロシア奥地の製油所をドローン攻撃

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タタールスタン共和国が投稿し、CNNが位置情報を確認したSNSの画像には、製油所を取り囲む炎と煙が立ち上る様子が捉えられている/Republic of Tatarstan/Telegram

タタールスタン共和国が投稿し、CNNが位置情報を確認したSNSの画像には、製油所を取り囲む炎と煙が立ち上る様子が捉えられている/Republic of Tatarstan/Telegram

(CNN) ウクライナは13日までに、国境から1100キロ以上奥地にあるロシア最大規模の製油所の一つをドローン(無人機)で攻撃し、火災が発生したと明らかにした。

攻撃を受けたのはタタールスタン共和国ニジネカムスク市にある製油所で、ロシアで最も大きく最も近代的な製油所のひとつ。ウクライナの政府機関「偽情報対策センター」のコワレンコ所長によれば、この製油所がウクライナ軍の攻撃を受けたのは過去1年間で2回目。

CNNが位置情報を確認したSNSの画像には、巨大な炎と煙が夜空に立ち上り、労働者が雪の中を移動して燃え上がる建物から避難する様子が捉えられている。

こうした映像が出回っているものの、地元の報道機関は製油所で火災が発生したことを否定した。報道機関によれば、安全訓練として模擬の避難が行われており、製油所が光っているのは実際には施設のトーチが作動しているためだとしている。

コワレンコ所長によれば、この製油所の生産能力は年間1600万トンで、ロシア軍への燃料供給で重要な役割を果たしている。

コワレンコ所長は、製油所や石油備蓄施設の破壊はロシアの戦争遂行能力に直接的な影響を与えると指摘した。

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