ゼレンスキー氏、クルスク州でのウクライナ軍包囲を否定 プーチン氏が「うそ」
ウクライナ軍は、ロシアがクルスク州での戦況に対する認識を形成するためにうそをついていると述べ、「政治的操作と、ウクライナとその支援国への圧力を目的にロシアがねつ造」した報道だと批判した。
同軍によれば、ロシアの攻撃を受け、クルスクの部隊は「うまく再編成し」「より有利な防衛拠点に撤退した」ため、包囲される恐れはないという。
ISWは、プーチン氏が米国の停戦案に対する自身の言い逃れから「気をそらす」ために、こうした疑わしい主張を展開していると示唆した。
ウクライナは11日にサウジアラビアで開かれた米当局者との会談でこの停戦案に同意したが、プーチン氏は当初「提案に同意する」としたものの、その後、合意は「完了していない」と述べ、あいまいな態度を取っている。
ISWは、プーチン氏について、トランプ氏と交渉できる合理的で慈悲深い指導者として自らをアピールし、停戦案の拒否から気をそらすための新しい物語を作りだそうとしていると指摘している。