ロシア高官、週内に米ワシントン訪問 米ロ関係強化を協議

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ロシア政府系ファンドのドミトリエフ総裁=2月18日、サウジアラビア首都リヤド/Maxim Shemetov/Reuters

ロシア政府系ファンドのドミトリエフ総裁=2月18日、サウジアラビア首都リヤド/Maxim Shemetov/Reuters

(CNN) ロシアの交渉担当者で同国政府系ファンドのドミトリエフ総裁が今週、米ワシントンを訪れ、ロシアとの事実上の交渉役を担うウィトコフ中東担当特使と会談することが分かった。ウクライナ戦争終結を目指す中、両国の関係強化について協議する予定だという。米国当局者と計画に詳しい2人の情報筋が明らかにした。

ロシアが2022年にウクライナへの侵攻を開始して以降、ロシア高官がワシントンを訪問し協議に臨むのは今回が初めて。トランプ大統領の2期目が発足し、両国関係が著しく改善する中、今回の訪問はそれをさらに進める一歩となる。

ドミトリエフ氏はロシアのプーチン大統領の側近で、2月にロシア高官らとともにサウジアラビア首都リヤドを訪れ、ウクライナ戦争終結に向けた協議を開始した。同氏はまた、ウィトコフ氏と連携し、ロシアで拘束されていた米国人教師マーク・フォーゲル氏を解放。トランプ政権はこれを善意の表れと歓迎した。

情報筋の1人によると、米政府はドミトリエフ氏に対する制裁を一時的に解除し、ビザの発給を可能にした。また、別の情報筋は、制裁の一時停止が財務省に要請されたと明かす。

ドミトリエフ氏はプーチン氏と同様にロシアのウクライナ侵攻をめぐってバイデン前政権から制裁を科された。財務省は22年、プーチン氏とその周辺が、米国を含む海外での資金調達について長きにわたりドミトリエフ氏とその政府系ファンドに頼ってきたと指摘している。

今回の訪問の数日前、トランプ氏はNBCニュースのインタビューでロシアに対する追加制裁の可能性を示唆し、ウクライナのゼレンスキー大統領を批判したプーチン氏に「腹が立った」と述べた。

ウィトコフ氏はロシア首都モスクワでプーチン氏と2度会談を行ったが、停戦に向けた進展がないことでトランプ氏はプーチン氏にいらだちを募らせているようだ。

トランプ氏の考えを知る3人によると、同氏は非公開の場でプーチン氏が信頼に足る人物かどうかについて率直に疑問を口にしており、ロシアに対する忍耐が尽きかけているという。

一方でトランプ氏は、ゼレンスキー氏に対しても不満を募らせているとみられる。同氏は30日、両国が交渉している鉱物資源協定からゼレンスキー氏が「撤退しようとしている」と非難し、協定に署名しなければ「大きな問題」に直面することになると付け加えた。

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