米国で穀物価格の高騰続く 肉類や油脂にも影響

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
穀物高騰の影響が牛肉の価格にも

穀物高騰の影響が牛肉の価格にも

ニューヨーク(CNNMoney) 米中西部などの歴史的干ばつの影響で、トウモロコシや大豆の価格高騰が続いている。トウモロコシをえさにする家畜の肉や、大豆を原料とする油脂の価格などにも影響が出てきた。

この1カ月でトウモロコシは20%、大豆は15%も値上がりした。

米政府の統計によると、今年の牛ひき肉の平均価格は1ポンド(約454グラム)当たり2.88ドル(約225円)と、昨年の2.77ドルから4%上昇する見通し。ステーキ用のサーロイン肉は25%上昇し、1ポンド当たり6.47ドルに。牛乳の価格も若干上昇するという。

鶏肉は5セント値上がりして1ポンド当たり1.34ドル、鶏卵も1ダース当たり1~2セントとわずかながら値上がりが予想される。

これらの価格は干ばつ問題が広がる以前の今年6月の時点ですでに上昇していた。牛ひき肉は前年同月と比べて8%、サーロイン肉は15%、鶏肉は6%あまり、それぞれ値上がりしていた。

また米農務省が先週発表した予測によると、大豆を原料とするマーガリンやピーナツバターなど油脂の価格は、南米での不作の影響も加わって4~5%上昇するとみられる。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「Business」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]