中国製造業の景気指数、9カ月ぶり50割れ 欧州の需要縮小で
ニューヨーク(CNNMoney) 中国国家統計局が1日発表した8月の製造業購買担当者指数(PMI)は49.2と、9カ月ぶりに活動縮小を示す50割れを記録した。
PMIは製造業の景況感を示す経済指標のひとつで、50が活動拡大と縮小の境目となる。7月の数値は50.1だった。最大の輸出先である欧州の債務危機による需要縮小で、深刻な打撃を受けているとみられる。
輸出大国・中国の製造業の動向は世界経済のバロメーターとされる。製造業の減速は、景気回復までに時間がかかることを示しているといえそうだ。
景気てこ入れを狙う中国人民銀行(中央銀行)は今年6月と7月、2008年以来の利下げに踏み切っている。