ファーストクラスに高級ホテル並みサービス 米ユナイテッド
(CNN) 機内でも高級ホテルのようにぜいたくな睡眠を――。就寝時間にベッドを整える「ターンダウン・サービス」が、米ユナイテッド航空の長距離国際線ファーストクラスで新たに受けられるようになった。
ユナイテッド航空の「グローバル・ファースト」席では、乗客の希望に応じて乗務員がシートを倒し、フルフラットのベッドを準備。目の細かい250スレッドカウントのカバーをかけたクッション、同航空が誇る羽毛布団と枕、「フィロソフィー」ブランドの洗面セットで、安眠とさわやかな目覚めを約束する。
旅行業界の専門家によれば、ターンダウン・サービスはすでにいくつかの航空会社が導入しているものの、米航空では同社が初めてだという。
グローバル・ファーストは米国と世界各地を結ぶ国際線のほか、東京とバンコク、ソウル、シンガポール、台北との間の便で利用できる。ターンダウンのほか、コース料理の食事や高級ワインなどのサービスが楽しめる。
もちろん、それなりの料金は覚悟しなければならない。12日の時点で12月第1週の米シカゴ・ロンドン間往復チケットを調べたところ、1万2000ドル(約96万円)余りからという額がはじき出された。快適な眠りはビジネス客に譲り、庶民は相変わらず窮屈なエコノミークラスで我慢するしかなさそうだ。