米大学卒業生の初任給3.4%増、平均396万円 昨年調査
同協会の調査によると、最多の新卒者を雇ったのは44万4500人の教育関連分野で、会計や建築、工学系、コンピューターの専門系分野などがこれに次ぎ、健康衛生管理や公務員が続いた。
協会幹部は調査結果について、学士取得者の標準的な初任給は過去2年、安定した伸び率を示したとし、大卒者の雇用状況が改善している表れと指摘した。
ただ、最近の大学卒業者の雇用市場が依然、停滞していることを示す別の調査もある。同協会が昨年冬と春に実施した2012年の大卒者を対象にした調査によると、卒業前に就職の誘いを受けたのは30%以下だった。
米労働省の統計によると、24歳以下の大学卒業生の失業率は昨年7.7%で、24歳以上の卒業生と比べほぼ2倍の水準だった。米国が現在抱える景気停滞が始まる前の年では、24歳以下の卒業生の失業率は5.4%だったという。